整腸

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あつ森という悲劇から一年


hiragananokugini.hateblo.jp




この記事は「あつまれ どうぶつの森」への怒りに嘆き、悲しみで溢れています。

楽しんで遊ばれた方には不快な思いをさせてしまうかもしれません。

そのようなことは本意ではないので、読まれる場合は自己責任でお願い致します。



 


あつまれ どうぶつの森の発売から一年。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
素敵な娯楽と出会われて、毎日を楽しく過ごせていたなら幸いです。

私自身も森シリーズが帰らぬ人となった事実を受け止め、
毎日を穏やかに過ごしております。

ですが自分にとって存在が大きかった森シリーズ。
忘れるということは難しい出来事ですのでこの機会に当時のことを記録し、
シリーズへの感情の全てをここに置いていきます。


批判的なニュアンスが多く含まれますが、
この記事は作品に対して物申すことを目的としていません。

どうぶつの森シリーズへの追悼文のようなもので、
この悲しかった思い出をどこかに残しておきたい一個人の感情です。
一消費者に出来ることは買うか買わないかの選択肢しかありません。


あつ森発売以前のことも一応少し書いておきますが、
スクロールバーを見ておわかりの通りこの記事はめちゃくちゃ長いです。
あつ森当時のことだけ知りたい場合は読み飛ばしてください。



・森シリーズとのこれまで

シリーズと初めて出会ったのは小学生の頃。

64で発売された「どうぶつの森」をプレイしたことがきっかけでした。
随分前のことになりますので、どのようなきっかけで手にしたのかは記憶にありません。
今にして思えばこだわりのないプレイスタイルで遊んでいたように思います。

現実と近いような、いやいやまったく遠いような。
そんな村でなんとなく遊ぶ、それが十分楽しかったのです

そう間を置かず、GCで発売された「どうぶつの森+」を遊んだ記憶があります。
Wii以降ゲームと離れてしまった時期を経て、「とびだせ どうぶつの森」でシリーズと再会しました。

タイミングを逃したことでDSで発売された「おいでよ どうぶつの森」を楽しめなかったことに後悔があり、
森シリーズを遊びたいという気持ちを膨らませとび森の発売を待っていたことはまだ記憶に新しいです。

大人になってから初めて遊ぶタイトルとなったとび森はシリーズで一番長く遊びました。
子供の頃にプレイした思い出がよみがえったり、当時よりもすごく進化した遊びの幅に驚いたり。
家具のジャンルの幅広さや絶妙なディティールの虜になって夢中で家具集めや模様替えをしました。

任天堂のシリーズタイトルは他にも好きなものがありますがとび森のために3DSを買って以来、
新しく任天堂ハードを買うときはどこかで森シリーズのためという気持ちがあったと思います。

・あつ森が発売されるまで
あつ森が発表されるまでの数年間を狂おしい気持ちで過ごしました。

WiiUの「こもれび広場」は据え置きでHDで遊べる森シリーズへの期待が高まりました。
ですが、WiiUでは残念ながらメインシリーズ新作は作られませんでした。

3DSの「ハッピーホームデザイナー」は森シリーズの楽しみの一つであるドールハウス的遊び方に
特化したタイトルで、とび森で家具に夢中になった自分にはたまりませんでした。
amiiboフェスティバル」は……買っていないので……何も言えません……。

とび森に「amiibo+」が追加されたり「ポケットキャンプ」がスマホアプリで登場したり、
思い返せば常にIPに展開がある状況ではありました。
それでも当時の私は口を開けば「どうぶつの森新作は?」。
新しいダイレクトを見ては常にその姿を探す日々が続いていました。

そしてついに、「Nintendo Direct 2018.9.14」で新作が2019年に発売されると発表されます。
この日からついに実体のある新作の情報を楽しみに生きられるようになったのです。
この後どんどん情報の少なさに不安になっていくので、今にして思えばこの時が一番幸せでした。


大変お待たせ致しました。


ここからが完全な地獄となります。


まずこちらをご覧ください。

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これはマイニンテンドーアプリで確認できる
自分の発売日からのあつ森プレイ時間の記録です。

グラフ化するとこんな感じです。

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主なイベントを明記するとこのようになります。

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あつ森が悲劇となった方は似たプロセスを踏んでいるのではないでしょうか。
自分はバグで遊んだりしてしまっているのがアレですが……。

振り返るといや早よやめろよ!!って自分でも思います。

それでは当時のプレイ記録をもとに感情が死んでいくさまを振り返っていきます。


2020年3月20日
当時、コロナウイルスによってあらゆることが自粛となり始めていました。
なので友人たちと「無人島で会おうな」なんて言い合っておりましたね……。
(この友人たちもまたあつ森という悲劇から立ち直るのに大変な時間を要しました)

発売前は情報量の少なさからテンションが低くギリギリまで購入していませんでした。
しかし発売日には新作バフがかかり、0時起動で遊び始めました。

0時から寝るまでの1時間半ほどでキャンプファイヤーのイベントまで進めました。

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このイベントまでは本当にわくわくしましたね。雰囲気もあって……。
(あのジュースのレシピとか貰えるのかなと淡い期待を抱いていたんですよ)

それから朝起きてからも未開拓の島での暮らしを楽しんでいました。

この頃は。

不便なのは最初だけ、そんな甘い考えだったんですね。
(一生文明レベルが原始時代のままだなんて……)

高跳び棒がないので開始時点では移動できない箇所があったりして
「ん……?」ってなったりもしましたが……。

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この状況も今にして思えば最高にあつ森を遊んでいる感がある。

果物交換しようよ~(キャッキャ)とかしてましたが、
後にソロプレイでは果物を揃えられないことを知ったときは衝撃でした。



2020年3月21日~26日
道具が壊れるたびにクソお世話になりました!テキストが出るのをまだ笑えていた頃。

「うわ!まだ取ってない虫!網!さっき壊れてない!!!さよなら!!!!!」

ところが上記のような状況が多々発生し、
DIY作業台を持ち歩くか道具を余分に作っておくかしておかないと
やっていられない気持ちは芽生えていました。

島を発展させていくにあたり
たぬき開発に要求されることがエスカレートしていくことにも違和感がありました。
(いやそれ私がやらなあかん……?ただの島民なんだが……?という不満が積もっていく)
(村長はまだわかるけど……そもそも椅子に座らなければ村長の仕事しなくてよかったし)

最初はかわいらしく感じた住民たちのさまざまな動きもだんだんと不気味に感じ……。

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夜中に住民が広場で一人で延々と歌っているの怖くないですか?

それらのもやもやと同時にJoy-Con左スティックの調子が悪化。
島民勝手に歩き出す事案。

すでに全てが狂い始めてて振り返るとめちゃくちゃ面白いですね。
当時はこれらの傷がのちに膿んで大泣きすることになるとは思わなかったんですよ。

遊んでいくうちにいつかはこの不自由さや違和感もなくなっていくんじゃないか……。
家具のバリエーション少ない気がするけどこれから増えるんじゃないか……。

そんな希望的観測をこれから全部裏切られるんですね。

まだ少ない持っている家具の中から好みの家具を探して部屋に置くという
森シリーズ始めたての楽しみを謳歌していた時期でした。
(残念なことに事実バリエーションが少ないのでこの頃に目にした家具がほとんど全部だったという悲しみ)



2020年3月27日~3月31日
そして、マイル家具が島によって色固定である事実に辿り着いてしまいます。

街灯など島をデザインするのには複数必要ですし気に入った色が自分の島になければ
人に頼むしかないことで物凄くやる気が萎え……!!

仕方なく身内間で交換したりしていましたが
結局プレイをやめる最後まで島の外観を頑張る気はほとんど出ませんでした。

うんこの化石が変にリアルなことなどで開発側のこだわりにもズレを感じ始め
順調に鬱憤は溜まっていきました。

そんな頃。
キャンプサイトが完成しキザ系強制勧誘イベントが発生してしまいました。

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え?

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は?

「はあもうクソこのゲーム」

今まで押し殺していた不満が声になって溢れた瞬間でした。

このイベント、今振り返っても酷くないですか?

勝手に引っ越してくるのはまだいいんですよ。
来てしまったものはしょうがないので。

このイベントは思っていないのに自分でおいでよって言わないといけないんですよ。

強制だから無駄に罪がないキャラクターにヘイトを集めるのも酷い。

この記事もジミーくんが好きな方には申し訳ない書き方になってしまいましたが
当時の複雑な感情をありのまま書かせていただいております。

正直色々キッツ……と思いながらも、
身内と同じゲームを楽しんで(?)いる事実が自分をなんとか留めていました。

そして。
身内と同じゲームを遊んでいるという体験の中でうっすら察し始めていました。
店に並んでいる家具にもリメイクではなく島ごとのカラバリがあることを……。

もしガールズモードでソフトごとに服の色ほぼ固定とかだったら頭おかしいですよね?
森における家具ってそういうポジションだと思ってたんですが私が間違っていた……?

3月末頃から身内間でもすでに不満がポロポロ漏れ始めたように記憶しています。
今まで見て見ぬふりをしていたことも発売から10日も過ぎれば流石にもう……。

オエエエエエエエエ!!!!!
「道具壊れるのはまじでいらない」!!!!!!


金シリーズも壊れるということを知って堰を切ったように悪口が溢れ始めました。

試着室の誰もこれを不便と思わなかったのか疑問のクソUIに白目を剥き、
「UIまじでゴミ」

森シリーズはもともとUIが褒められる出来ではありませんでしたが、
試着室やDIYまわりはもっと便利にしようという発想がないのが信じられません。
(発想はあったのに技術がなさすぎた線も捨てきれませんが……)

不便を楽しむって、
ゲームとしての面白さに繋がってないならただ不便なだけやろがい!!!!!!

「この島では筋トレはやめてもらえませんか?そういうことにできませんか?」
「ジャージに着替えてサングラスしないでもらえませんか?」

やがて目に付くもの全てに不満を感じ文句を言い始めていました。
こんなもんは序の口とも知らず……。



2020年4月1日~4月8日
amiiboで好きな住人の勧誘に成功し、やりたいことがなくなりつつありました。

ロココやロイヤルシリーズが存在しなさそうなことをまだ認めたくありませんでした。

後に社会現象と言われるほどヒットを伸ばすあつ森。
すでに自分が勤める会社でもあつ森が流行っていましたが、
社内チャットでの盛り上がりと温度差を感じ始め悲しい気持ちで眺めておりました。

自分も身内もみんな愚痴を溢しているので感覚が麻痺しているだけで、
こんなに不満感じてる私がおかしいのかもしれんな……?

そんな頃、ターニングポイントとなるイベントが始まります。

イースターです。


最初の感想は「完全にソシャゲなんだが」でした。

基本無料のゲームだから許されてる遊びの仕組みを
家庭用ゲームでマジでこのまま展開していくん?という恐怖。

イースターで島中にたまごが湧きまくることに徐々に頭がおかしくなってきました。

さっきまで水の中でビチビチ跳ね回っていた魚影が
釣り上げた瞬間に微動だにせぬ物言わぬ卵に変わるという流れ。

とび森でもあった気がせんでもないのですが、
脳が壊されかけているので島民はヤク中なのかもしれないと思い始め……。

道具が壊れた瞬間ボファ!って煙となって消えるのも幻なんかな?
ヤクが切れたのかな?
ヤクによる幻でDIYで作ったと思い込んでるだけで本当は素手で活動しているのでは?

住人が何もない場所で歌い続けたり長時間笑顔で腕広げて走り回ってるのとかも
もしかして島民全員ヤクキメてるから?

友人達は「風船が風を切る音の幻聴が聞こえる」
イースターで大量に飛んでくる風船に精神が破壊されていく始末。

しかもただでさえたまごたまごたまごでたまごなのに、
住人もイースターイースターしかイースターしなくなりたまご……。

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あああああああああああ!!!!

イースターの前から住人との会話の内容が薄いことを感じていて、
住民との交流はレシピを貰えるときが最も喜ばしいことが悲しかったですね。
座ってる時に話しかけ座ってるんだよと言われるような薄い内容の会話しかしない。
(DIYレシピ会話もすぐに被りばかりになっていきストレスのみの要素となりましたが)

レシピと化石が発売から一か月も経たないのにめちゃくちゃ被るので
さらに楽しみは減っていきました。

そして好きな住人のBGMが変更されていることを知り、
余計な部分には手を加えていることに腹が立ちました。

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なんで?

ひとまずのゴールに設定されているとたけけを呼ぶことも、
正直自分がやりたいことではないのに強制されているようで疑問でした。

ですが今作の目玉である島クリエイトは
このイベントをこなさなければ解放されません。

島を自由に開拓しようというコンセプトと
開拓の次のステップ解禁に必要な島評価が噛み合ってないことにモヤモヤ……。

最終的にどうしたかと言いますと、
焚火を大量にDIYして島中に置いてとたけけを呼びました。これがあつ森です。

この頃には不満をまとめたブログなどが話題になっていたように記憶しています。

不満という涙を我慢して楽しもうとしてたプレイヤーが
イースターというグーで殴られ一斉に大泣きし始めたのか。

自分も完全にイースターがトドメになり、
もはやプレイ感想の大半が悪口と化していました。

「好きなシリーズ家具の大半がリストラっぽい、しかも普通の家具も物価がおかしい」
「ボク系の二人称が性別問わずくんになったことが不満」
「ジョニーも毎回海没スマホ大破して頭おかしいんかこいつ」
「オイラ以外も筋トレする必要ある?」

アップデートで追加されたり改善される可能性があるにしても
(未来人私「ないよ、既存要素を小出しにするだけ」)
ならば余計に今島いじる意味がないように思え始め……。


開発を延期するくらいならもっと待たされてもいいから
より良いものにして欲しかったと思い始めました。

この考えは今にしてみれば甘すぎるんですが。
いくら延期しても同じ開発では絶対良い物は作れなかったと思います。
延期する前どれだけやばかったんだよ。

限界を迎えたのでプレイ時間はみるみるうちに減っていきました。

ご意見メールを送るべきなのかもしれないと思い立ち不満を書き連ねました。

当時、この段階での不満をとりあえず洗い出したものが下記になります。
クソ長い上にプレイ経験があれば周知のことですので読み飛ばしてください。
(ほぼ原文まま)

まず第一にプレイヤーは娯楽に満ちた世の中で時間を作って遊んでいるということを理解してほしい。
かけなくていいことに時間はかけたくないし、
そんな間延びさせなくても長期的な楽しみは自分で見つけられるので。

仕様で強要されるのはスローライフでもなんでもなくないですか?
時代の移り変わりに合わせて現代人のプレイスタイルでマイペースに遊べるゲームであってほしい。

●住人設定の唐突な変更
・ニコバンの部屋で流れている曲がラグタイムナポリタンへ変更されている
・ボク系の二人称が~ちゃんから~くんに変更されている
・森シリーズはどうぶつの魅力が良さの一つなのでキャラクターの象徴的な部分は変えてほしくなかった
●住人の置物化
・会話の内容が薄い、パターンが少ない
・イベントがあるとさらに同じ話ばかりする
・初期に移り住んだ住人の部屋のインテリアがDIY家具になって個性が反映されない
・ただでさえ家具シリーズが減ったことで部屋のイ メージが変わってしまっている住人もいる
・夜中に一人で歌い続けたり広場を長時間走り回ったりの異常行動が怖い
・どんな性格でも筋トレする
・筋トレするな
●過去シリーズにあった家具がない
・シリーズ家具はどうぶつの森の伝統だと思って いた
とび森以降の食べ物家具は楽しみの一つだったので少なそうなのはモチベ減
●色違い家具(リメイク不可)
・何のためのDIY
・家具の個数が少ないの誤魔化してる?
・今回は展示場もない上なぜか被りやすいので全く集まらない
・自分で入手するまで色違いをカタログ注文することもできない
●物価がクソ高い
・家具の個数が少ないの誤魔化してる?
・グレース家具かよという価格帯のものが存在する
●家具やレシピ、化石の偏り
・1カ月も遊んでないのに複数被る
・化石がこんなに序盤で被りまくることは過去シリーズではなかった
・家具はシリーズ家具の削除もあって余計に代わ り映えしないラインナップに見えてしまう
●レシピ形式
・上述にもあるようにただでさえ入手手段が少な いのに被る
・被る上に素材が現状の島で手に入らないレシピの出現でがっかりする
・拾う→ポケットを開く→覚えるの一連の動作の必要性がわからない
・やたら被るのでフレンドとの交換などを想定している気がするけどそれなら固有キャラがレシピをくれるときみたいにスマホ同士のやり取りで完結させてほしい
●釣り
・全体的な仕様の改悪
・食い付きづらくなっている
・ウキを入れた瞬間方向転換が頻繁にある
・そのためウキの投げ直しが多くなるが現代のゲームにあるまじき調整のしづらさ
・食い付きのSEがわかりづらくなった
●ターゲット指定
・全体的におかしい
・思った場所に穴掘ったり植えたりできない
・穴埋めようとして何回花毟ったかわからない
・外で4マス家具の真ん中に物を置けない
・外でも升目を意識した操作モードが欲しい
●道具
・頻繁に壊れる、また壊れる必要性を感じない
・壊れることで作業中断を余儀なくされる
・道具の複数所持か作業台の運搬が必須になり持ち物を圧迫する
DIYまわり
・道具が壊れやすいことに比例して不便
・複数個一気に作成できない
・作業台がないとできない
・収納内の素材を参照、使用できない
●ポケット、収納
・最大まで増やしてもアイテム数に対して圧倒的に足りない
・道具、素材は別枠で収納が欲しかった
・アイテムをまとめられる数が少ない
・アサリ、生き物はまとめられないので邪魔になる
(アサリは餌、生き物は標本作りに複数必要になるのにやたらかさばる)
●UIまわり
・あらゆる局面で個数指定が出来ない
・日に何度も行うにも関わらずお店や役場での会話、リアクションが緩慢
・家具の色違いが葉っぱの状態でわからない
DIYの作成済みチェック項目のようにカタログに登録されているかどうかが購入時などにわかるようにしてほしかった
・試着室はゴミ
●何をするにも日を跨ぐ
・1日あたりの個数制限のあるカタログ注文やマイル交換
・すべてが翌日配送、なぜかフレンドへのプレゼントは即日
・通販の配達をとび森の頃の朝夕の2回に戻してほしい
・1日あたりに行える数に制限がある公共事業
●公共事業
・費用が高い、とにかく高い
・わずかな位置修正にも莫大な金がかかる
・にも関わらず、店や博物館と橋の設置完了後にクリエイト解禁(嫌がらせか?)
・最初の橋はDIYさせておいて以降はDIYできない(本当にDIYと島の発展が売り?)
●島評価が条件のED
・自分の好きなように島の発展を考えさせておいてED条件に必要な評価システムがある
・物が溢れる仕様になっているにも関わらず、地面 に物を置くとマイナス評価される
●ネット周り
・遊びに行く、来てもらう、手紙を送るすべての処理と演出が長い
・前述した被り問題などの都合でやり取りが多く なるためストレス
イースターイベント
・不満を一個一個書くのも嫌になる鬱憤爆発ガソリンイベント
●条例なし
・店が閉まるの早い
・自分の生活スタイルでマイペースに遊ぶことができない
●施設が少ない
・島、何もないし何もできない
・まめつぶの改築も一回
●しずえの放送
・起動時のメニュー的なのなくなったんだから強制しないでほしい
・しかも内容がほとんどない、雑談とかどうでも いいのではよ終わってほしい
・ひとつのイベントしか告知してくれない、訪問者教えてくれない
掲示板とかでいいです

以上です。

これを企業に送れる文章に直したものを4月のうちに何通か送ったような気がします。

何年も待たせてフルプライスで買わせてこんなに文句書かせないで欲しかった。(本音)



2020年4月9日~4月14日
この頃にはしずえのクソ自分語りを乗り越え、
8割被りのたぬき商店とクソ不便な試着室をチェック、
9割被りのレシピのために海岸と民家をチェック、amiibo読み込み。
そんな面白みもないルーチンをこなすだけになっていました。

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はぁ……。

DL版だから売れないのでアプデの行く末が見届けられるのは幸か不幸か。
不幸だったね。

やっと手に入れた被りじゃないレシピの素材が持ってない家具だとか。
そういう度重なる意地悪にもう笑いしか出ないわけですよ。

ただでさえクソみたいな仕様のゲームなせいで
ゆうたろうとジョニーのクソあつめもクソだなって思ってしまい楽しめなくなり。
毎回話しかけただけで爆散するゆうたろうはマジで何なのか。
しかも一回ゲームやめると元に戻ってて自力で戻れたとか抜かしよるし。
その上で再度爆散するしやっぱり頭おかしいんか?

こうやって過去作からいるキャラクターにまで不必要なヘイトを溜めさせられ
開発のキャラクターへの愛情に疑問が湧いてきました。

初期住人のコピペ内装や曲/口調/口癖の変更、
家具リストラによる内装変更、
会話と異常行動によるbot化etc……。

もはや好きな住人が自分の島で暮らしていることもつらくなりつつありました。

話しかけたらハリボテの存在であることを突き付けられてしまうので
話しかけることもなくなっていきました。

でもこれだけ不満に思っていたのにまだ遊んでいたのです。執着していたのです。

ビルド、クラフト要素のあるゲームがやりたかったのなら
ビルダーズでもマイクラでも移住先はあったのですが……。

私が遊びたかったのはどうぶつの森の最新作なんだヨ!
(ヨ!じゃねえよぶっ飛ばすぞ)(もはや昔からあるテキストの癖にも苛立ち始める末期)

ああでも桜が水面に浮いてるのとかはいいなって思いました……。
そういう細かい雰囲気作りとかいいんですけどもっと根本的な……。
毎日ジョウロ壊しながら花を愛でられる開発にはわからないのかな……。

この頃はもう完全にDV彼氏と別れられない彼女のような状況でした。
いやもう駄目ってわかってるんだけど……という関係をだらだらと続けていました。

あつ森くんがアタシのこと好きって言ってくれないから……!
アタシは64の頃からずっと森くんのことが好きだったのに……。

驚くことにこの頃まだ発売一か月も経っていなかったんですね。
こんな早い段階でここまで精神をボロボロにされるとは思いませんでした。

Joy-Conのスティックやボタンを確実に破壊する構造の開発に7年かけちゃったのかな?

何があつまれだよ。
プレイヤーの元にあつまってくるのはたまごと被りレシピと被り家具だけなんだよ。

森シリーズは本来いくらでも楽しみ方のあるゲームのはずです。
そんなゲームで一番楽しいのがゲームの悪口になっている自分がショックでした。

距離を置くことを決意しました。


不便を楽しみたくねえ。あつまりたくねえ。

あつ森向いてない。



2020年4月15日~4月17日
しばらく起動しないことで穏やかに日々を過ごしながらも、
怒りや嘆きを忘れられずに過ごしました。

わりと楽しんでプレイしていた会社のグループチャットも、
いつの間にか愚痴スレ化が進んでいました。
不満が爆発するまでにラグがあるのが本当にタチの悪いゲームだなあ……と。

こんな不誠実なゲームを世に出すことにGOサイン出した任天堂自体にも
不安な気持ちが募っていきました。

そもそも美術品など既存の要素も入っていないな……ボリューム不足だな……。
本当に開発が間に合っていないんじゃ……。
少し離れたことで一層このゲームの出来に不信感が募ります。

既存の要素が消えている理由が明かされる絶望がそう遠くないとも知らずに……。



2020年4月18日~19日
久々に……というほど久々でないながら起動しました。
即、島クリエイトの破壊と創造が同じボタンなことに発狂。

それから観葉植物の鉢とかまで色固定なことを知ってひっくり返りました。
明らかに色違うシリーズ家具とかならまだしも……。

植物の鉢にバリエーション作るならリメイクで出来るようにしよう!ってなるよね?
ならない開発のことが怖くないですか……?
あくまで自分たちの想定した遊びしかしてほしくないのかな?

色違いも色違いで、明らかにハズレの色があるのなんなん?
このコンセプトでこの色、しかもこの彩度のやついる?みたいなやつはなんなん?
そいつもこんなに望まれないなら生まれてこなければよかったってなってない?
オリエンタル青ちゃん泣いてるじゃん!開発くんサイテー!

友人たちも皆完全に疲れておりました。
一緒に遊んでこのゲームのいいところの話をしようとしても
「でも」から悪口にコンボが繋がってしまいます。

悪口しか言えることがないねという結論に至りました。

それでも家具を集めることは続けていました。
しかし集めれば集めるほど家具の種類が少ないという事実を知ってしまいます。

テーブルが無さ過ぎるのでオリビアがラタン白のローテーブルで
なんとかロイヤル感を出そうとしているのとか泣けるでホンマ。

西洋系のローテーブルがなくて
オリエンタルかラタン使うしかない人間の気持ちなんてどうでもいいんでしょうね!?

シックシリーズを殺して種類数が少ないアンティークに再編。
そのうえロイヤルもロココもなくしやがりましたので……。

森シリーズは家具が大事だと思ってたから、
テーブルやベッドが全然ないとかそんな悩み出てくると思わなかったですね……。

ハピ森が好きなのでパニーの島がそこそこ楽しいことに気付きましたが、
これも家具がもっとあったらもっと楽しいという話。(完) 




2020年4月21日

この日、23日に行われる春のアップデート(笑)が発表されました。
これによってこのゲームの全貌を知ってしまったと言っても過言ではありません。


………???

これ……とび森ではもともと……ありませんでしたか?


もともとあったものを一度取り上げただけなのに、
与えた気になっているのはやばくないですか?


対戦ゲームや完全なオンラインゲームなら
環境バランスを考えて後から要素を追加していくのもまだわかりますよ。

要素を小出しにして長く遊んでほしいということなんでしょう。
わかりますよ。

そもそもちゃんと楽しかったらお願いされなくても長く遊ぶんですが?

いや、今作が初プレイなら楽しめたのかな?
あつ森が異常なのか自分が異常なのかわからなくなってきました。

時間に縛られることが嫌で自分はソシャゲにハマれないなあと常々思っていました。
流行り廃りの早い現代のエンタメ。

リアルタイムコンテンツと化してきているゲームというジャンル自体が
今の自分に合わなくなってきているのかもしれないな……と考える機会になりました。

好きなときに好きなだけ遊んで自分のペースで好きなことを出来る……
どうぶつの森はそういうゲームではなくなったのです。

開発が決めた手順で要素を解放しそれを遊べと強制されるゲームになったのです。

この頃は要素が出揃った一年後に買えば
まだここまで文句を言わずに済んだのかなあという気持ちでいっぱいでした。

一年後はこのような文章をまとめている状況となりましたが。

翌日は起動しませんでした。



2020年4月23日

もう終わりだね。

運命の日、諦めの日です。



この日を以てアップデートに期待することも、

未来の新作に希望を託すことも諦めました。



・そのほか、ゲームを快適に遊んでいただけるよう、調整や不具合の修正を行いました。

んんんんん~~~~~~~??????

もう脳を破壊されすぎて日本語にも自信がなくなってきました。
快適……ってなんでしたっけ……。

想像をはるかに超えて、このゲームはもうおしまいだったのです。

とび森には前からあったけど……という要素ではありますが
低木とかあったほうがそら嬉しいわけです。
ないよりあるほうがいいのです。

一応アップデートして遊ぶかと思ったプレイヤーに
届けられているのが金利引き下げの手紙とかそんなことある?

金利引き下げはタイムトラベルでの金策への対応……
というふうに当時言われていたと思います。

問題はタイムトラベルや金利による損得云々の話ではなく、
今わざわざそこに手入れるの……?ということです。

いくらでも直してほしいと言われていることはありましたが、
それに対処するしないは開発側が判断することです。

自分たちに出来ることは買ったゲームを遊ぶか遊ばないかの二択しかありません。

確かに現実と同じ時の流れを感じることが推奨されているゲームです。
よってタイムトラベルは自己責任。
過去シリーズからある程度のデメリットは用意されています。
(なお、自分はこの段階では時計通りのプレイでした)

それでもこのタイミングでですよ。
プレイヤーに有利な要素だけわざわざ潰してくるのは意地が悪すぎませんか?

開発が想定した通りに遊んで欲しいんでしょう。
とはいえ全員が気分悪くなるような道の舗装の仕方する?

タイムトラベルを本当に禁止したいなら仕様でそうすればいいだけのことですよ。
そういう風に遊べる以上は与えられた遊び方の中の一つでしかないのです。

森シリーズはそもそも競い合うゲームではないですよね。
誰かがお金を儲けすぎているからといって誰が損するわけでもありません。
(もしかして本当は競い合うゲームだったんですか……?知らなかった……)

へえ~~~~。
どうぶつの森シリーズはアップデート方式になったらディストピアになるんだ。


すーっと気持ちが冷めていくのを感じました。

トラベラーへの対策という想定で話しましたが結局のところ、
プレイヤーに有利なことがとにかく許せないだけとしか思えなかったです。

ゲームの全ての仕様からこんなに性格の悪さが滲み出ることあるかな?
ここまで嫌がらせの天才みたいなゲーム見たことないですよ。

律儀に時計通りに遊ぼう、想定された金策であるカブで儲けようという気持ちは
開発のこの態度のおかげでむしろ無になりました。

愛したシリーズの最新作が他の何者も追いつけん勢いで
クソゲーの道を独走してグチャグチャになっていく。

人生でもなかなか見られない最強のエンタメを提供され、
神ゲーかもしれないと思い始めました。

んなわけあるかーい!!!!!!!



2020年4月24日~25日

ここまで来るともはや被DV彼女の気持ちというよりも、
大事な人がゾンビになっても撃てないという状況です。

文句を言うならやめれば?って言う人は撃てんのかよ!!!
諦めれんのかよ……ゾンビになった家族や恋人……。
もしかしたらほんの僅かな可能性で元に戻るかもしれないじゃん……。

心のどこかで無理っていうのはわかっていても撃てないんですよ。
変わり果てたどうぶつの森の姿に泣きながら引き金にかけた指を震わせる毎日。

先日のアップデートでカラスアゲハの出現率のナーフされていたことが
24日には話題になっていました。

確かに少なくなっているような気はしましたが。
さすがに気のせいと思うじゃないですか。びっくりしちゃった。
虫や魚を売るのはシリーズ伝統的なまともな金策だと思っていたのに。

クソ長い通信演出を我慢してカブで儲ける以外は許されないんですね。
今は知りませんが、発売当時は本当に金策が限られていたのですよ。
クッソ高い物価や公共事業へのモチベがガンガン下がっていきました。

死にかけだったJoy-Con左スティックも私の気持ちとリンクするかのように
完全にいかれて暴れ狂い始めました。

もう嫌……。

それでもふとした拍子に、空のグラデーションの色が綺麗だなあとか。

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日が暮れてからの暖かい光の感じがいいなあとか。

ゾンビの顔にあの頃の笑顔が重なってしまうんですよ。

どうぶつの森で自分が魅力を感じる部分はやはり郷愁なのかな。
すっかり変わってしまったなあ。
電車に揺られた先でよくわからない村で暮らすって情緒があったな……。

過去作やればいいやんと思うでしょ?

最新ハードでどうぶつの森の新作が遊びたかったという願いは
このクソゲーでしか叶わんのじゃ~~~~~~~!!!!!!!!!!

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こちらは心が破壊されたフレンド。(お手紙の掲載許可取得済み)


あつまれどうぶつの森くんの信じられないところ言ってみよ~!!!

店売りのレシピと被りのレシピをボトルメール
住人のDIYや風船プレゼントでお出ししてくるところ~!!!!!

最低。




2020年4月26日~4月30日
欲しい家具が冬まで手に入らないと知りました。
冬まで遊んでいる気がしないためついにタイムトラベルを決意しました。

とび森では引越し厳選以外で時計をいじりませんでした。
それでも楽しめていたので時計通りに遊びたい派なんですよ。
あつ森は発売前にゆっくり遊ぼうと思っていましたし。

ですが色々ありすぎてどうでもよくなっちゃいましたよね。


(誠実な感情も)何もないから(時間操作でも)なんでもできる。
これは秀逸なコピーですね。

時間旅行した瞬間の開放感はすごかったですね。時間関係の不満が全部消えますから。

季節飛ばした方がレシピは勿論、店売り家具も被らないような気がしました。
季節によって並びやすいとかあったんでしょうか。

amiibo三回使わないといけない仕様も時間を飛ばせばストレス削減でしたね。

この頃、友達も何人かは限界を感じ時計をいじり始めました。
みんな自ら遊びの幅を広げるべく時計いじる決意してるのでそういうことですね……。
これが開発が遊びの幅を狭めた結果だよ。

あつ森に苦しむあまり現実でヘアゴムが切れたりしても
「ずいぶん使ったからなあ」のメッセージの幻覚が見えるようになりました。




2020年5月1日
メーデーの迷路イベントの日でした。
この内容をもったいぶれるのすごいな……となるアレさでしたね。

みしらぬネコに会える以上の意味はありませんでした。
こんなとってつけたようなイベントでは会いたくなかったのですが……。
ゲーム開始時にみしらぬネコとの会話でプレイヤーの輪郭があらわになっていく
過去作の演出が大好きだったのですよ。

メーデーのスカスカな上に一回きりというボリュームの無さも、
イースターという地獄を味わったあとだと許せてしまえる。(感覚麻痺)

メーデー島の花とか持って帰ったろ!と思ったら没収されて笑いました。
このゲームはとことん意地悪してくる。

アースデーもやらんでもええかなみたいな感じがむしろありがたかったですね。
ゲーム自体の出来が悪いので。

みしらぬネコの写真をたくさん撮ったことでカメラ機能の良さを感じました。
めっちゃミニチュアっぽく写真撮れるの評価する。

これでゲーム部分の出来がよかったなら……。無念。




2020年5月2日~5月5日

面倒を超えてまで島の景観いじることに喜びが見出せない。
なのでハウジングを楽しみたいのですが家具が少ない悲しみで死んでしまう。

少ないうえに異常な物価という話はこれまでにもしましたが。

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……ね。

とび森でのキッチンなんて高くても2000ベル台でしたよ。


  ▽とび森
  ラブリーキッチン  2280ベル
  キッチンのシンク  2400ベル

  ▽あつ森
  アイランドキッチン 170000ベル
  システムキッチン  130000ベル
  フレームキッチン  140000ベル


???????????
いや何がおもろいん?このゲーム?


あつ森でストレスを感じるたび寿命が1時間減るとかならもう死んでるよ。


島から出て行った住人と無人島で再会したときに
記憶が消去されているという恐怖体験もありました。

やっぱりこの島での出来事は監視上にある実験か何かなんでしょうか?

他所のプレイヤーの島なら記憶を持ったままの移住を許されるので
監視の目が届かない場合は記憶を消去されてしまうのかな怖いな。

ロハスみたいな家具を優遇してるのに
カントリーシリーズ消えてるのとかもわからないんですが。

もくせいシリーズに吸収されたのかな。吸収するな。
カントリーの方がディティールのこだわりがあって可愛くないですか…?
いや、好みはあると思うのですが……。

恋しい!!過去シリーズの家具たちが恋しい!!!
絶妙なバランスでデザインされた多岐にわたるジャンルの家具たち……。

HDでそれらに会いたかっただけなのかもしれない。
シリーズ家具は伝統だと思い込んでいた私が悪かったよ。


「アンティークなコンソール(N)だ!」「かわいいー!」
「コッフェルだ!」「もう見た」
「すやきのしょっきのレシピだ!」「もう見た」
「スタンドミキサーだ!」「もう見た」
「ビニールチェアだ」「もう見た」

一生このようなことが繰り返されていきます。


土曜日みたいなゆっくりやろ!って思ってもらいやすいチャンスに
朝からとたけけ固定で居座ってて他の行商人来ないのとかも最高にアホですよね。
そらみんな時計いじりますわ。

当時スゴクリエイト島を見てはすごい!!と感動してもそれ以上に
クソ操作性とクソ区画整理建築移動に耐え抜く精神と情熱を持った猛者なのだな……
っていう尊敬をしてしまうのが悲しかったですね。

素敵なマイデザインなどにも素直に感動したいのに、
いやでも過去シリーズのあの家具があれば済んだ話なんだよな……となる。



2020年5月6日~5月10日
あつ森はクソの代名詞!って言いながら遊んでる狂人でしかなくなっていました。

なので増殖バグの存在を知り何のためらいもなくバグで遊び始めました。

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時計もバッチリ狂っております。

あつ森をやめる権利が手に入るので
万が一データ破損するとしても何の後悔もありませんでした。

宝くじが当たるより低い確率でいつか神ゲーになってるかもしれない。
だから準備だけは……という気持ちも一応まだありました。

絶対に修正される確信があったので(実際されました、バグが直るのはいいことです)
安心が手に入る額稼げるまで更新を切ることにしました。

ですが、これを最後に私があつ森をアップデートすることはありませんでした。

娯楽を取り上げられ勉強しろばかり言われて非行に走る少年のような気持ちです。

この賽の河原ゲームでバグで模型を増やすことに楽しみを見出しました。

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次々に身内も模型を増やし始め、
もはや何のゲームが流行っているのか謎の状況となりました。

模型の増やし方を試行錯誤しバグデッキを公開する身内たちは
あつ森を遊び始めてから今までで一番楽しそうでした。


ジンベエザメでは満足できなくなり、サメの模型を作りさらにそれを増やしました。

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このイカれた画面がたまらねえ。

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また、バグで裕福になったことにより気持ちに余裕生まれ
店売りの家具や区画整理にかかるお金などへのイライラが解消されました。
(そんな現実みたいなリアルな精神の余裕の生まれ方いらなかったですね……)

そして、
バグと悪口が一番楽しいのでこのゲーム終わってるな……
という虚無が訪れました。

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はかりでいいだろ。



2020年5月11日~15日
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バグを極めて王冠が増やせるようになりました。
何もかもが可笑しくなり、どうでもよくなりました。

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鮫の錬金術師が王冠の錬金術師に一瞬で塗り替えられるスピード感。
最高にバグゲーって感じでテンション上がりました。

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バグでお金を稼いで初めて島クリしていいかなって気持ちになれました。
時間操作のときも思いましたが、
それらをもってしてようやくまともに遊ぶ気になれるというのは狂っとる。

島クリの化石UIには耐えられなかったので結局ろくにやらなかったですがね……。

この頃にはあつ森の不満系のブログやスレッドはもう読まなくても
何が書いてあるかわかるテレパシーを会得していました。
(実際に開いたら思った通りのことが書いてあって僕らはいつも以心伝心)

身内も近い感性を持っていたことを含め、
苦しんでいるのはこの世に私一人ではないということが知れるのはよかったです。

Amazonのレビューも評価数はイカれてますけど
長文はまともなレビューが多かったですしね……。

(被害者が)あつまれどうぶつの森

びっくりするくらいプレイヤーにご褒美がないゲームなのだということを
開発の想定を超えた遊びをすることで一層実感しました。

ゲームバランスが壊れる前に心が壊れてんだよこっちは。

ちょっとまともな状態で遊ぶのは難しい……。

しずえ靴下なくしすぎだしチューリップビチャビチャに霧吹きかけ続けてるし。
まともなやつはこの島にはおらん。

おいしいフルーツもこんな狂った島には実りたくないって言ってる。


あ~むなしい。


2020年5月16日

むなしさが残ったものの増殖バグの楽しさでそこそこスカッとしたので
ようやく距離置けそうな状態に辿り着きました。

依然として島内はぐちゃぐちゃのままでした。

たとえ時間もお金も自由でも。
このゲームでやりたいことは本当にもう何もありませんでした。



2020年5月17日
ゾンビになった大事な人を撃ちました。

この日から起動しなくなり、
やがてホーム画面に表示されることも嫌なのでデータも削除しました。

ようやく、本当にようやく。
どうぶつの森の新作が存在しない人生を受け止めることができたのです。







……以上の経緯を経て、
私はどうぶつの森シリーズを諦めることになりました。


どうぶつの森のヒトとヒトのコミュニケーションって、
何気ないことから自分と他人の個性を感じて
愛おしくなるようなものだと勘違いしてました。

同じコンビニに入ってまったく違うものを買ってそれ美味しそうだねって話すとか。
カフェに入って選ぶ居心地のいい席がそれぞれ違うのを知るとか。
招かれたお家で冷蔵庫に貼られたマグネットを見てしまうとか。

そういうのと似ているなって、勝手に思い込んでいたのですね。
わかりやすく通信ごり押ししないといけないような遊びこそが持ち味だったとは。


未練が全くないわけではないのですがもう追いかける情熱はなくなってしまいました。
このゲームが世に出された時点でもう未来に期待することも出来ないので。

あつ森の起動をやめてから、しずえの「無」のお知らせや
住人の筋トレや歌による奇行でノイローゼにならなくなり健康になりましたし。

他のゲームを始めて素敵な時間とはどういうものか、
娯楽とは何かということを改めて知りました。


娯楽は楽しいから娯楽なのです。
明日を生きる楽しみになりえるべきです。


人を楽しませたい気持ちがない人間がエンタメに関わるんじゃない。


面白いゲームや他の趣味に向き合うための時間をくれた
あつまれどうぶつの森神ゲーですよね^^




クソゲーオブザイヤーどころかクソゲーオブザライフやぞ。



 

ここまで読んでくださったあなたが、

これからの人生でたくさんの素敵な娯楽と出会えることを願ってやみません。