2022年遊んだゲーム雑感
もう今年が終わろうとしているので任天堂IP関連のソフトに絞って遊んだゲームの振り返りをします。
良かったところ楽しかったところの他、愚痴や批判的な感想も含みます。
致命的なネタバレは避けているつもりですが作品の内容に触れるのでお気を付けください。
今年に私が遊んだタイトルはこちらの４本。
・星のカービィ ディスカバリー
・ファイアーエムブレム無双 風花雪月
・スプラトゥーン３
・ポケットモンスター スカーレット
先にざっくりとした感想を言うと総合して満足度は半々って感じです。
ディスカバリーとポケモンSは声を大にして楽しかったと言えます！
ただディスカバリーを除き粗い仕上がりのゲームばかり遊んだのでだいぶ疲れました。
いくらなんでも製品の品質がちょっと許容範囲を超えている……。
率直な感想を色々書いていこうと思います。
・星のカービィ ディスカバリー
どう考えても今年一番出来が良くて楽しいゲームでした。
全く新しい遊びであることとカービィシリーズを遊んでいるという安心感が両立しています！
横スクロールのシリーズも大好きなんですけどマンネリではありましたからね……。
カービィが新しい境地に至ったのを感じました。グラフィック、美術まわりのこだわりもスゴイです。
カービィの雰囲気にマッチしたヴィネットっぽい背景がめちゃくちゃ可愛くて綺麗なんですよね……。
新世界は住人がいなくなった星という設定なのでステージが遊園地やショッピングモールだったりとロケーションも楽しいです。
そういった世界観の部分を盛り上げてくれる敵キャラクターの描写もゲーム体験を面白くしてくれました。
今作は設定補完となるテキストはコレクション要素のフィギュアの説明で読めるんですが
アクションを遊んでいる時と頭を切り替えて内容を楽しめるので、バトル中にポーズ画面を開く仕様より好きです。
ストーリー演出やラスボス戦のアクション等を含めクリアした時の気持ちよさは直近の作品で一番じゃないでしょうか。
ただレバガチャでProコンぶっ壊れるかと思った(実際にはスプラトゥーン3で壊れた模様)
プレイ時に楽しすぎてスクショを撮ろうという発想を殆ど忘れていた。
この記事を書こうと思ってSwitchのアルバムを見たが数枚しかなかった。
前作スターアライズに対し個人的に抱えていた多くの不満要素は今作では感じられなかったのも良かったですね。
（ステージの退屈さ、キャラを見失ってしまう問題、敵キャラクター周りのテキストや演出の内輪ノリ臭等）
不満をあえて挙げるとすれば一部のミッションやクリア後のソウル集めに悪い意味で従来のカービィシリーズっぽい意地悪な難易度があったくらいです。
救済要素が多いので従来のシリーズより100％にする難易度は低いと思いますしね。ドーピング最高～。
インタビューなどを読んでも作品全体の出来にかなり貢献したと思われるディレクター神山氏には今後とも注目です。
・ファイアーエムブレム無双 風花雪月
※風花雪月本編は帝国ルートで展開に疲れてクリアを断念して金鹿ルートしかクリアできていない人間の感想です。
ほぼ体験版の範囲までしか面白くない奇跡のゲーム。
黒鷲しかクリアしていないがストーリーが進むにつれめちゃくちゃ盛り下がっていく。そして打ち切りエンドのような終わり方……。
体験版は結構面白くて３学級ぶん遊んだんですよ。製品版の範囲がめちゃくちゃすぎる。
体験版では本編で拾いきれなかった要素を掘り下げつつストーリーが展開されるんだろうな～と思ってたけどそんなことはなかった。
キャラクターがみんな使えるのはいいものの本編同様兵種を変えられる関係で無双作品に求めてるようなキャラクター固有の要素が薄いのも残念でした。
主人公シェズのキャラクターは結構好きです。本編でベレトス先生が喋らなさ過ぎて相手が一方的に喋る支援会話がなんか苦手だったのでシェズはいっぱい喋ってくれて嬉しい。
あと新たにプレイヤーキャラになったりグラフィックを用意されたキャラがほとんどオッサンなのも面白くて良かったです。
カレンダーシステムが煩わしかった人間からしたらストーリーの進め方もテンポよくて良かったな。拠点フルボイスを廃止してたのも評価点。
良かったところ好きなところもある。ただ本編と乖離したキャラの描写と出来が悪すぎるストーリーで全く遊ぶ気がなくなってしまったね……。
余談ですがモニカのキャラクターに覚醒やifのような悪いIS臭が出てて見ているのが大変つらい。
最新作エンゲージは発売前からキャラクター相関図のテキストで悪いIS臭をプンプンに放っているので期待大ですね(買わない)
・スプラトゥーン３
スプラトゥーン３であつまれどうぶつの森の追体験をしているのであんま遊ばなくなっちまった……。
一日一回制限、デイリーミッション、高めのノルマ設定に低い報酬設定、0.5で売って0.1をちょっとずつ足していく形式……。
野g…Pの代表作、自信作はあつ森なんだなあって感じでとてもつらいよ。耐えられねえ。あつ森はクソゲーオブザライフだからよ。
それに流石にバグやエラーが多すぎるし修正アプデが発表されるまでバグか仕様かわからないで遊ぶのつらすぎるんですね……。
２がいまいちだったプレイヤーとしては疲れる要素が大体２からの続投なのもつらすぎる。つらいしか言ってない……。
（アプデ前猛威を振るったマルチミサイル、今日の時点でお咎めなしの復活ペナルティアップなどなど）
このままだと総プレイ時間が２と同じくらいでやめたことになってしまうな。
でも世界観やアート面は３が一番好きだな。バンカラ街大好き。ザッカかわいい。
ヒーローモードもシリーズ集大成って感じで本当に良かったです。次回作もヒロモが良さそうなら後から買ってそれだけやりたい。
ただ隠しヤカンの難易度に対して報酬にストーリーの補完が含まれているのはどうかと思う。クリアしたけども～……。
DLCだったオクトはともかく、ヒーローモードは今までそうではなかったのでちょっと、いやいや、かなり嫌でした。
改めて最大の不満はあつ森の追体験をさせられることです。耐えられねえ。あつ森はクソゲーオブザライフだからよ(２回目)
ゲーム側にケチケチされて遊び方を強制されている感覚が嫌になって離れていくのあつ森とやめ方が全く同じになってしまう……。
スマホゲーのそういう部分が苦手で家庭用ゲームソフト買ってるのにもう駄目だ。次回作から森もスプラトゥーンも基本無料にしたら？
客にデバッグさせてるしな(基本無料なら客にデバッグさせていいわけではない)
・ポケットモンスター スカーレット
スプラトゥーン３が不満が多くて満足度も低いソフトなら、ポケモンSは不満が多いのに満足度は高めのソフトという印象。
不満は操作性やUIの悪さ、カメラの酷さ、バグの多さ、ラグの酷さ、処理落ち、レイドの設計などなどとにかくゲーム部分の構成要素の出来が全体的に悪いことです。
バグは強制終了を除き笑えるのも多いんですけど、システム周りの仕様上の酷さとかは結構笑えないレベルでヤバいです。強制終了ある時点で笑えないが。
とまあゲームの出来としてはお世辞にも良いと言えないんですが満足出来てしまった。理由は明確で大きく３点に分けられます。
1.ポケモンが可愛い
2.ストーリーとキャラクターが良かった
3.報酬を渋らない、大抵のものがお金で買える
1はポケモン唯一無二の理由でこれだけで面白いと思える部分があるのでずるい。ポケモンじゃなかったらこのゲームはEDまで遊べなかったですね。
特に今作はアルセウスに続くオープンワールド風、シンボルエンカウントなのでポケモンがその辺にいるだけでなんだか楽しいのです。
自分はアルセウスをやっていなかったのもあるのですが、ポケモンを眺めたり捕まえたりしているだけで時間を忘れて遊べます。
可愛……ｱｱｱ……ｶﾜｲ……。ドオー永遠に見てられる。
2のストーリーとキャラクターですが、個人的には不満を全て帳消しに出来る魅力がありました。
ストーリーに不満が一つもないわけではないのですが(博士まわりとか)、引き込まれるストーリーになっていました。
各ルートの中心となる人物との交流、大変よかったですね……。それらがもたらす展開も熱かった。
今作の伝説ポケモンのコライドンとの関係の描かれ方もよかったです！これは声を大にして褒めたい。
伝説ポケモンと主人公との交流や絆がしっかり描かれたのは今作が初めてではないでしょうか。ものすごく愛着がわきました。
(過去作でリーリエとほしぐもちゃんの絆を見せられたあとで何で自分が伝説引き取るんじゃーいとなっていたプレイヤー)
DLCあるっぽい空気なので楽しみに待ちたいと思います。DLCも面白くあってくれ～。
いい意味で期待を裏切ってくれた校長。
3の報酬面の話ですがこれは気持ちよくプレイするのに結構大きなことだったと思います。あつまれイカタコの森３の悪口になっちゃうけど。
お金とLPを稼ぐ手段があって、経験値も稼ぎやすくて、レイドを遊べば飴も気前よくもらえて、しかも育成～対戦に必要なアイテムがほぼすべてショップで買える。
これがあるので図鑑も結構楽しく埋められました。対人にはあまり関心ないですけど、育成と対戦へのハードルがかなり低くなってると感じる。
良い点と悪い点の差がすさまじいんですがこれら３点のおかげで自分はかなり面白い！と感じたゲームです。
そのうちネタバレを含んだ感想を個別の記事で書きたいですね～。楽しかったので。
雪で薄汚れたドオー。可愛い。宝物ってこいつだろ。
以上。
総合してゲーム体験の満足度は半々なんですけどプレイへの不満は多めなんだよなあ。
今年発売された３がつく他のソフトたちも散々だったと知人友人から聞いているし色々心配になってしまうよ……。心配心配ね。
自分は未プレイなのでそちらには具体的には触れませんがここ数年の色々で任天堂のゲームに対する信頼を失くしつつありますね……。
食事に行った店で料理に頻繁に砂利がザックザク入ってるレベルなのでさすがに商品としてどうかと思う……。
あつ森の頃と比べたら意識して探さなくても不満の声がかなり目に入るようになったと感じる。
大丈夫か！？必ず最後は心配ね。
当面、任天堂のゲームを発売日に買うのは控えようかなって感じです。買うとしても売れるからダメージを抑えられるパッケージ版。
もう話題性だけで売れるから品質とかどうでもいいのかもしれないけどやっぱり唯一無二で上質なゲーム体験を任天堂には求めてしまう。
私は任天堂が好きだったのではなく山内社長～岩田社長時代が好きだっただけなのかもしれない……。
岩田さんが人を楽しませたいという想いを仕事にこめてたくさんの楽しい思い出をくれた"あの任天堂"を失いたくないので頑張ってほしいです。
